欧米ブランドに「負けていないぞ!」

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カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

12月並みの気温となった地域があり、冬らしくなってきました。11月23日は「勤労感謝の日」と「手袋の日」。11月22日「いい夫婦の日」の翌日ということもありますし、パートナーとの絆を表現するギフトにもおすすめ。結婚3年目は革婚式。上質な革手袋は、きっと記憶に残る贈りものになりそうですね。そのときには日本製の革手袋をお選びいただきたいです。
今週もレポートを含め、イベントや最新トピックをお伝えいたします。参考にしていただけますように。


【レポート】「靴磨き選手権大会2023」
  
一般社団法人日本皮革製品メンテナンス協会主催による靴磨きの技術を競うイベント、「靴磨き選手権大会2023」Final Roundが11月18日(土)、東京・銀座 銀座三越 9Fで開催されました。
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着席し間近で観覧できる有料チケット購入者を含め、約700名ものシューズファンが来場。なかには推しの出場者応援のため、アイドルなどのライブ同様、特製のうちわでエールをおくるファンの方も。スゴイ熱気でした! 

トロフィーKTM1118_0008.JPG

決勝戦 1~3位はこちらの3名です。
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1位 新井田 隆さん (ブリフトアッシュ)

2位 折茂 佳名人さん(ドラテフカ)

3位 熊田 圭一郎さん(熊田靴店)

上位3名さまKTM1118_1827.JPG
それぞれの手わざはもちろん、熱量の高さに感動しました。

授与シーンKTM1118_1660t.JPG
「実は、革ってサステナブル賞」は、決勝戦2位の折茂佳名人さん(ドラテフカ)! 選定者でもある、服飾ジャーナリスト 飯野高広さんより目録が授与されました。皆さま、おめでとうございます! 

折茂佳名人さんより受賞のコメントをいただきました。
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「使い込んだ革製品ってカッコいいと思います。ケアをして愛着し使っていただきたいです。お手持ちのご愛用品や日本製の上質な革製品を長く使ってほしい。お手入れについてわからないことがあれば、お近くの靴磨き店の職人にお尋ねいただき、ご理解を深めてください。サステナブルな革製品を長く使いましょう!」(折茂さん)

靴磨き選手権大会プロデューサー 田代径大さんのトークが絶妙。
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実況・解説ご担当の服飾ジャーナリスト 飯野高広さんとのかけ合い、程よいツッコミなどが楽しく、長時間の大会を飽きさせない配慮も随所に感じられて。フリーアナウンサーやタレントに頼ることなく大会を盛り上げるMCは、自社の公式YouTubeチャンネルや動画配信がスタンダードとなるいま、時代にマッチした新しいスタイル。プロデューサー自らがMCを担当し伝えることで、プロジェクト自体の説得力が格段に違いますね。
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1位発表では思わず もらい泣きしてしまいました。
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出場者12名の皆さまが靴磨きにおける 自分らしい表現や個性を競い、情熱をぶつけ合ったFinal Round。洒脱なトークによる笑いあり、そして熱い想いがあふれる涙あり・・・靴磨きの知識がなくても楽しめる素晴らしい大会でした。

SNSアカウントでは、スぺシャル動画も公開中! 詳細はリンク先をご覧ください。


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「靴磨き選手権大会2023」と一般社団法人日本皮革産業連合会(JLIA)の新プロジェクト、皮革・革製品のサステナビリティを発信していくThinking Leather Action(TLA)事業とのコラボ企画が実現。各会場を一番盛り上げた参加者に、「実は、革ってサステナブル賞」を贈呈。靴に使われる革は食肉の副産物であることから、お肉のカタログギフトを賞品としてご用意。
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さらには、「靴磨き選手権大会2023」選手名鑑にTLAの広告を掲載し、各会場で、TLAのポスターが掲出され、リーフレットを配布。革靴が好きなユーザー、靴磨きをして長くいいものを愛するユーザーに向け、TLA事業、そしてジャパンレザーの魅力を発信します。
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会場では、皮革・革製品のサステナビリティを発信していくパネルを展示。
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たくさんの皆さまがご覧くださっています。
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皮革・革製品などのサステナビリティを、シューズファンおよび高感度ユーザーの皆さまににしっかりとお届けする機会となりました。


【メディア情報】Thinking Leather Action(TLA)

皮革・革製品などのサステナビリティを発信していくプロジェクト、Thinking Leather Action(TLA)事業は日経新聞をはじめとした新聞に1ページの意見広告を2回掲載します。

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本日、11月22日(水)、繊研新聞、日刊自動車新聞に掲載されました。お手もとの紙面をご覧ください。

是非、ご覧いただき、社内・お客様への説明などにご活用ください。
また、団体などのお仲間へのお知らせも何卒よろしくお願いします。

なお、1回目の、11月中の日程は以下の通りです。

<紙媒体>
・11月20日(月) 日本経済新聞
・11月20日(月)  日経MJ
・11月20日(月) 日刊工業新聞
・11月20日(月) 日経産業新聞
・11月22日(水) 繊研新聞
・11月22日(水) 日刊自動車新聞
・11月25日(土) ホームリビング
・11月27日(月) WWD Japan
・12月 5日(火) フットウェアプレス
・12月 6日(水) 家具新聞
・12月15日(金) 皮革新聞
・12月15日(金) Bagazine

<Web媒体(記事広告)>
・1月頃 日経電子版
・1月頃 Shoes Post Online

くわしくは下記リンク先をご覧ください。



【レポート】「獨協大学 SOKA LEATHER SAVOR」

埼玉県草加市、草加マルイ 1F 草加マルシェで、獨協大学 経済学部 髙安ゼミ×#そうか革職人会 とのコラボによる新ブランド、「UNISOLE」のポップアップイベントが11月23日(木・祝)まで開催中です。エポスカード会員優待「マルコとマルオの10日間」も実施され、賑やかな店内でひと際目立っています。
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参加メンバーのなかには、「レザーソムリエ」の皮革講座を受講した方も。ジャパンレザーに興味をもち、ユーザーに届ける責任感が、とてもうれしかったです。

埼玉県草加市に本部を置く私立大学、獨協大学。最寄り駅(東武スカイツリーライン)が2017年に獨協大学前駅に駅名改称するなど地域の象徴となるキャンパスです。高度経済成長期に建てられ、「東洋一のマンモス団地」と呼ばれた松原団地の跡地再開発の中核となり、新たな文教エリアおよび住環境が形成されています。

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そんな獨協大学創立60周年記念事業のひとつとして、同学の経済学部 髙安ゼミの学生が埼玉県草加市のものづくり集団、そうか革職人会とコラボレーション。新ブランド「UNISOLE」(商標登録申請中)を立ち上げました。若い世代をターゲットにしながらも、性別や世代を問わず「より生きやすい社会へ」をコンセプトに企画・製造しています。
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大学生(University Students)が、そうか革職人会と団結(Unity)して企画・製造した、個性的(Unique)な、性別を問わない(Unisex)、多世代(Uni-age)をキーワードに、真に自分にあった製品を身に付けて生活できる社会=「より生きやすい社会」の実現を目指しています。



【試験情報】「レザーソムリエ」

第7回 レザーソムリエ Basic(初級)資格試験、第2回 レザーソムリエ Professional(中級)資格試験がともに11月26日(日)に実施されます。お申込みは11月23日(木) 23:59まで。受験ご希望の皆さま、お申込みはお済みですか? ぜひ、ご検討ください。
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日本革類卸売事業協同組合が実施・運営し、皮革や革製品の知識をもつ「レザーソムリエ」として客観的に証明。経験に応じた級を取得することができます。

資格試験の対策学習を通して、皮革の製造から革製品まで一貫した知識を体系立てて習得することができ、皮革に関して具体的かつ説得力のあるプレゼンテーションを行える能力が身につきます。



【イベント情報】「和歌山レザーフェスティバル」

和歌山県製革事業協同組合による「和歌山レザーフェスティバル」が11月25日(土)・26日(日)の二日間、和歌山市中央コミュニティーセンターで開催されます。和歌山はエナメル(透明なポリウレタン塗装で革に高光沢仕上げを施したレザー)を中心に美しく高品質のレザーで知られる皮革産地で、姫路・たつの、東京とともに国内の皮革三大産地といわれています。

「和歌山レザーフェスティバル」では展示即売会が毎年好評で、高品質の革製品がお求めになりやすいハッピープライスで販売されます。ファクトリー直送の上質なジャパンレザーに出会っていただきたいですね。


カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

ハロウィンが終わり、各地でイルミネーションの点灯がスタート。夕暮れ時の煌めきが街に華やぎを添えて、クリスマスムードが高まります。デパ地下などでは、スイーツのクリスマスパッケージが出そろってきました。そして、ウインターギフトのシーズンも近づきつつあります。ジャパンレザーで、大切な人に贈りたい、ちょっといいものを探していただきたいですね。
今週もレポートを含め、イベントや最新トピックをお伝えいたします。参考にしていただけますように。


【レポート】「Same-ol' POP UP STORE」

大阪の鞄製造メーカー4社が結集して立ち上げた「Same-ol'(セイムオー)」のポップアップストアが、大阪・梅田 阪急うめだ本店 8Fでスタート。当ブログ月イチ連載でお馴染みの村木るいさんが写真を撮影してくれました。
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1886年に大阪鞄革具製造組合が設立され、一世紀以上の長きに渡り"かばん"がつくられてきた歴史が大阪に息づいています。「Same-ol'」は大阪の鞄製造メーカー4社がそれぞれの鞄製造技術と経験が結集され、レザーバッグ&ライフスタイルグッズを展開するブランドです。
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これまでの経験と英知を注ぎ込んだ「最高峰のかばん」と、かばん製造技術を昇華した「ライフスタイルレザープロダクト」をラインナップしています。
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2023年より本格的に始動し、同年5月、阪急うめだ本店にショップを開店。併せてオフィシャルオンラインストアもオープンしています。実店舗とWEBの両輪で新しい「大阪の鞄づくり文化」を発信! 11月21日(火)まで。



【ライブ配信情報】「ジャパンレザーVOICE」

インターネットラジオ×YouTubeハイブリッド型動画コンテンツ配信、「ジャパンレザーVOICE」(#レザボイ)第17回が11月15日(水) 16:00からアズーリFM公式サイトよりライブ配信(生放送)されます。
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番組の後半で「#ジャパンレザーアワード2023」グランプリ&受賞作品および、受賞作品展示イベントをご紹介。ぜひ、ご視聴ください。



「ジャパンレザー旬暦」革製品紹介
今回は<タンナーのオリジナルブランド>を特集してお届け。つくり手たちが自社のものづくりを発信するオリジナルブランドをまとめてご紹介。

山陽(兵庫・姫路)
T.M.Y's(東京・墨田)
栃木レザー(栃木)
中嶋皮革工業所(兵庫・たつの)
藤豊工業所(東京・墨田)
松岡皮革(兵庫・たつの)
(以上50音順)

「ジャパンレザー最新トピック紹介」
国内最大の革製品コンテスト「ジャパンレザーアワード」2023年グランプリ&受賞作品および、受賞作品展示イベントをご紹介。


【YouTube情報】「JLIAtv」

一般社団法人日本皮革産業連合会 公式YouTubeチャンネル「JLIAtv」で新着動画が公開中。
インターネットラジオ×YouTubeハイブリッド型動画コンテンツ配信、「ジャパンレザーVOICE」#レザボイ 9月放送分「ジャパンレザー 旬暦」革製品紹介、「2023年秋冬・香川手袋イチオシアイテム」から5動画が公開されました。


NHKテレビ朝の「連続テレビ小説」で現在放送中の「ブギウギ」では、戦後の大スター、笠置シヅ子さんがヒロインのモデルに。東かがわ市がヒロインの出身地として話題になっています。

また、11月23日(木・祝)は「手袋の日」。 1981年(昭和56年)に、手袋のPRを目的とし、日本手袋工業組合が制定。これから手袋が必要になる季節に向けて、祝日の「勤労感謝の日」を記念日に。11月22日(水)の「いい夫婦の日」の翌日であり、結婚3年目は革婚式。長く愛着したい革手袋をふたりの愛の証に贈り合っていただきたいですね。


【レポート】「SOKA革市」

埼玉県草加市のものづくり集団、そうか革職人会によるイベント「SOKA革市」が獨協大学「雄飛祭」に出展。
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11月4日(土)・5日(日)の二日間開催されました。
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そうか革職人会「革市」はレザークラフト体験や革製品販売会を実施。
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革製品販売では、革のある新しいライフスタイルを提案する地域ブランド「HIKER」や、人気ブランド「YOSHIHARU WADA」、獨協大学 経済学部 髙安ゼミとのコラボによる新ブランド「UNISOLE」をはじめ、多彩なブランド、クリエイターが参加しました。
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さまざまな動物をモチーフにしたレザークラフトは、革の可塑性を利活用したアイテム。革職人がレクチャーし、刃物を使わず仕上げるので、ちいさなお子さんも安心ですね。
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トナカイや2024年の干支「辰」が人気。
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次々とファミリーが訪れ、革のものづくり体験を楽しんでおられました。



<12月10日追記>

恒例イベント「草加レザーフェスタ」が2024年2月24日(土)~25日(日)の二日間開催決定! くわしくは、改めて当ブログでお知らせいたします。


【イベント情報】「UNISOLE」

埼玉県草加市に本部を置く私立大学、獨協大学。最寄り駅(東武スカイツリーライン)が2017年に獨協大学前駅に駅名改称するなど地域の象徴となるキャンパスです。高度経済成長期に建てられ、「東洋一のマンモス団地」と呼ばれた松原団地の跡地再開発の中核となり、新たな文教エリアおよび住環境が形成されています。

そんな獨協大学創立60周年記念事業のひとつとして、同学の経済学部 髙安ゼミの学生が埼玉県草加市のものづくり集団、そうか革職人会とコラボレーション。新ブランド「UNISOLE」(商標登録申請中)を立ち上げました。若い世代をターゲットにしながらも、性別や世代を問わず「より生きやすい社会へ」をコンセプトに企画・製造しています。

大学生(University Students)が、そうか革職人会と団結(Unity)して企画・製造した、個性的(Unique)な、性別を問わない(Unisex)、多世代(Uni-age)をキーワードに、真に自分にあった製品を身に付けて生活できる社会=「より生きやすい社会」の実現を目指します。

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前述の獨協大学「雄飛祭」に続き、11月17日(金)~23日(木・祝)は草加マルイ 1F、11月19日(日)は「マルシェエキマエ谷塚」とイベント開催が続々。近隣にお出かけの際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


【イベント情報】「靴磨き選手権大会2023」

一般社団法人日本皮革製品メンテナンス協会主催による靴磨きの技術を競うイベント、「靴磨き選手権大会2023」Final Roundがいよいよ11月18日(土)、東京・銀座 銀座三越 9Fで開催されます。

「靴磨き文化の発信と発展」を合言葉に2018年に第一回が開催された同大会が、3年ぶりに復活。1st Round 2回とFinal Roundの合計3大会が行われます。

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今年は、一般社団法人日本皮革産業連合会(JLIA)の新プロジェクト、皮革・革製品のサステナビリティを発信していくThinking Leather Action(TLA)事業とのコラボ企画が実現。各会場を一番盛り上げた参加者に、「実は、革ってサステナブル賞」を贈呈。靴に使われる革は食肉の副産物であることから、お肉のカタログギフトを賞品としてご用意しました。
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さらには、「靴磨き選手権大会2023」選手名鑑にTLA広告を掲載し、各会場で、TLAポスターが掲出され、リーフレットを配布。革靴が好きなユーザー、靴磨きをして長くいいものを愛するユーザーに向け、TLA事業、そしてジャパンレザーの魅力を発信しています。



【イベント情報】「靴のめぐみ祭り市」

春と秋の年2回、靴に感謝を示すイベントとして行われる奥浅草の恒例企画「靴のめぐみ祭り市」。この秋は11月18日(土)~19日(日)に開催。靴を中心とした・ハンドバック・ベルト等の皮革関連製品がハッピープライスでそろいます。また、古靴供養や「シンデレラの靴神輿」や、今年最もシューズが似合う有名人を「日本シューズベストドレッサー賞」の表彰も。








カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

11月03日「いいレザーの日」に続いて、11月7日「にかわの日」、11月12日「コラーゲンペプチドの日」と、さまざまな記念日がやってきます。皮革産業関連の記念日を通して、食肉の副産物としてサステナビリティが注目のジャパンレザーを知るきっかけになるよう、日々情報発信してまいります。
今週もレポートを含め、イベントや最新トピックをお伝えいたします。参考にしていただけますように。


【コンテスト情報】「ジャパンレザーアワード」

今年で16年目を迎えた国内最大の革製品コンテスト「ジャパンレザーアワード2023」。公式サイトで10月26日(木)、受賞作品が発表されました。受賞作品は、今年より新設された選定作品から特に優れた10作品が選出。さらにこの受賞作品からグランプリが決定し、11月03日(金・祝)
「いいレザーの日」に「ジャパンレザーアワード」公式サイトで発表されました。

一般社団法人日本皮革産業連合会(JLIA)では、毎年、「ジャパンレザーアワード」を開催することにより、国産のなめし革等を使用した作品を全国から募集し、審査により優れた作品を選出することで、新たな"発想・表現"のできる人材の発掘と育成に取り組んでいます。

9月30日(土)に審査会を開催。 2017年より同アワード審査員長を務める長濱雅彦(東京藝術大学美術学部教授)さんをはじめ、デザイン界、ファッション界の第一線で活躍する審査員により、厳正に審査されました。

「ジャパンレザーアワード2023」グランプリは、オベリスク 石橋善彦さんの「パンチングレザー 刺し子ライダース」が受賞。
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パンチング加工は革に通気性を持たせるための加工ですが、その規則正しい穴を利用することで、刺し子・スタッズワーク等のハンドクラフトを誰でも綺麗に仕上げることができますが、レザージャケットに転用しています。

袖のヒジ下・二の腕後ろのファスナーは、刺し子の糸が切れた際にファスナーから手を入れて刺し子を直すために配されました。初めから修理を前提とした作りになっていて、より長く愛着を持って着用できるように考えられているのもいいですよね。

続きまして受賞作品は・・・
    
フットウェア部門 ベストプロダクト賞
「擬態」西野靴店  西野裕二さん
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他にはないオリジナルのレザーを使用するため、姫路レザーの白ヌメ革を木目調に染色。脱ぎ履きのしやすいスリッポンで幅広い世代の方が履けるようにデザイン。ソールは本物の木に近づけるため、ヒドゥンチャネル製法で出し縫いの糸を隠し、コバは樹皮をイメージしてランダムにカット。存在感がありながらも、普段の着こなしにもマッチするような一足ですね。

バッグ部門 ベストプロダクト賞
「トートバッグ」&6  平田史明さん
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マチの形が特徴的。マチを捻って固定し、正面から見ても綺麗なシルエットになるようにデザイン。正面側に折られたマチのホックを外せば大容量で使うこともできます。国産プルアップレザーの中でも特に艶が美しい革を使っています。

マチの複雑な曲面に、プルアップレザー特有の透明感のある艶が綺麗に出ているところが作者も気に入っているポイント。光の加減や見る角度によっていろいろな表情に。マチの一部をつまんだり、ねじったりすることで個性を表現。遊び心のあるバッグに仕上げています。
   
ウェア&グッズ部門 ベストプロダクト賞
「ジビエ鹿革半纏 (見立文覚宗三郎滝行図 )」
chelsea leather art work  北崎厚志さん
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刺し子半纏などに見られる裏に絵付けを施した半纏を、革に染色で表現してみたいとの作者の思いから、広島のジビエの鹿革で制作。縫製は総手縫い。背中の紋は革賽九(革細工)の語呂合わせで、裏側は講談や落語にある名人の苦心談、「宗珉の滝(そうみんのたき)」を題材に描いたそうです。

ジビエ革のワイルドなニュアンスがかつて、火消しが着用していた革半纏の勇壮なイメージとマッチ。伝統的なアイテム、技法ですが、農林業への被害軽減を目的に有害捕獲された個体を利活用した革を用いることでアップデート。サステナブルなものづくりに昇華されました。

フットウェア部門 フューチャーデザイン賞
「cocoon」Takivi Leatherscocoon  青木健治さん
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足全体を革の袋で包み込むようにつくられる古来のモカシンを現代風に再構築。アッパーを上部、下部のふたつに分け、それを革紐により編み上げることでアッパー全体を袋状に仕上げ、インディアンモカシン本来の柔らかさを表現。ブラックラピド製法を採用することにより、しなやかさを維持しつつ、安定感のある歩行が可能となっています。

ウェッジ部に軽量なコルクを使い、スニーカー並の軽さを追求。革靴に興味のなかった新たな層にも訴求。若い世代はもちろん、既存のケミカルシューズ、ウォーキングシューズでは物足りない、おしゃれなアクティブシニア層にもぴったり。

こうした、使用シーンを想像しやすいことが、想定ユーザー像の明確化につながり、ユーザーにとっては、ものを選ぶ際の参考になりますね。そんな「使う人提案」を感じさせるプロダクトに今の気分を感じました。



フットウェア部門 フューチャーデザイン賞
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[1998&2004 LEATHER x KNIT UPPER x vibram LB078 Canter]
紀井長さん
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本作は、25年前の革+ニット素材のシューズ+リペア用のソールにて制作。黒の革は1998年製、ベージュの革は2004年製だそうです。

「ジャパンレザーアワード」史上初! リメイク作品がついに部門賞を受賞。作者の紀井さんは、専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ シューズコースの講師を務めるかたわら、ライフワークとして、リメイクシューズを数多く手がけ、2023 年8月には個展を開催し話題となりました。リメイクはもちろん、半世紀前につくられた革を使用し、レザーのサステナビリティを提示しているのも見事です。

バッグ部門 フューチャーデザイン賞
「have roots」OFF coast  多田智美さん
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メイン素材のレザーに加え、昭和の古新聞を使用。2022年に作者が旅をした際、「このリュックを背負い、自分のルーツを辿る旅に出かけよう、その旅はまたルーツが生まれるだろう」との想いがあり、人間のルーツをリュックという、ひとつの形にしたのだそうです。

経年変化を楽しむことができるレザーと歴史を振り返ることができる古新聞との組合せが素敵ですね。

フリー部門 フューチャーデザイン賞
「Memory of PAM」野沢浩道さん
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他界したPAM(パグ)をモチーフに作成したレザードール(オルゴール)。"うちの子"の個性の再現がドール作成の大きな目標とし、木工彫刻の経験がないつくり手が革でどこまでできるのか可能性を探ったそうです。切って貼って削っての一連の工程が、木やフェルトよりレザーは容易。革は繰り返し削り出すことができ、フェルトほどの難しさもなかったそうです。

「ジャパンレザーアワード2022」グランプリ受賞に続き、今年も部門賞受賞となった野沢さん。「ジャパンレザーvoice」出演時、次回は「うちの子ドール」を構想中と語っておられましたが、有言実行。革とは思えない仕上がりに驚きます。

学生部門 最優秀賞
「CORE」上田安子服飾専門学校  宮代結菜さん
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人間・骨をモチーフに人とのつながりや、支えを表現。人とのつながりは握手や協力など「手」からだと考え、大胆にバッグの顔となる表面に「手」を配しています。ショルダー部分では「背骨」を表現。背骨は人体でいう身体の支えを果たしています。背骨がないと身体を支えられない、バッグのショルダーと似ていると思い、背骨をショルダーで表現しています。

心臓と思わしきパーツがチラっと見えたり、人体にこだわりつつ、ご自身のテイストでまとめていて素敵です。人体模型のような怖さがなく、骨がモチーフとは気づかない、ポップなニュアンスもいいですね。

アーティスティックデザイン賞
「ミライツクルクツ」工藤サトミさん
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幼い頃の体験や経験は人の土台をつくる・・・こどもたちがデザインした靴を実際に制作することで成功体験や自己肯定感を高めることができると考えた工藤さん。こどもたちのデザイン画、自由な発想を基にいままでにない靴をつくるという新しい試みです。武蔵村山の「ものづくりカフェWORK+WORK」、フリースクール「まなクロBASE」、工藤さんのご友人の協力でデザイン画を集めました。デザイン画のイメージを壊さないよう、安全性などを考慮しつつ作品を仕上げています。

工藤さんは、専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジを2023年卒業。その卒業制作としてつくった作品です。卒展で拝見した際、エネルギーが詰まったパンチ力のある存在感に圧倒されました。

これらのグランプリおよび受賞作品の展示イベントが大阪で開催されます。体験型店舗「b8ta(ベータ)Osaka ‒ Hankyu Umeda」にて2023年12月1日(金)から2024年1月4日(木)まで行われます。くわしくは改めてお知らせいたします。



【メディア情報】「ジャパンレザーVOICEダイアリー」

10月18日(水)に配信された「TIME&EFFORT ジャパンレザーVOICE」(#レザボイ)の放送後記、「ジャパンレザーVOICEダイアリー」第16回が公開スタート。


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第一特集「キーパーソンインタビュー」のゲストはwaji 代表 菅野裕樹さん。ものづくり集団 wajiは、これまでのバッグ業界、革小物づくりの概念を更新するような新しい取り組みを次々と発表し、話題となっています。

第二特集「最新トピック紹介」は「レザーの季節・秋のイベント特集」。革づくり・ものづくり産地などで行われるイベントをまとめました。まだ間に合うイベントもありますので、ぜひ参考になさってください。

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次回放送は11月15日(水) 16:00からです。どうぞお楽しみに。



【記念日情報】「にかわの日」

「にかわの日」は、一般社団法人日本皮革産業連合会(JLIA)の会員団体、日本ゼラチン・コラーゲン工業組合により制定。1963年11月7日に大阪会館において日本にかわ・ゼラチン工業組合の創立総会が開催され、新たな一歩を踏みだしたことを記念し制定されました。

ニカワ(にかわ/膠)とは天然物を原料とする接着剤のこと。
食用のゼラチンよりも精製度の低いゼラチンをニカワ(膠)と呼びます。ニカワ(膠)は天然素材の接着剤として、化学接着剤が発明されるまで様々な分野で広く利用されていました。その他にも、写真用フィルムの乳剤、墨、石鹸原料、潤滑油など、私たちの暮らしを支える様々な分野で活躍しています。最近では文化財の修復に欠かせない天然の接着剤として、改めて注目を集めています。
(日本ゼラチン・コラーゲン工業組合 公式ウェブサイトより)

そのサステナビリティが再評価されるなか、「にかわの日」をきっかけに注目してみてはいかがでしょうか?



【イベント情報】「台東区産業フェア2023」

「つながり」と「学び合い」をテーマにみんなでつくる見本市「台東区産業フェア2023」が11月9日(木)~10日(金)、東京都立産業貿易センター台東館 7Fで開催されます。ものづくりの街として知られる東京都台東区の事業者の製品、サービスの魅力を実際に見て、触れて、つながることができるきっかけの2日間です。

フェア会期中はもちろん、出展者同士がつながり、学び合う機会として「台東区産業ゼミ」を全5回開催しており、出展者自身がどのような展示会にしていきたいか考え、取り組み、台東区の産業を盛り上げる機会となっています。

皮革産業からは株式会社久保柳商店が出展。
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(写真は2023年6月開催「したまち小粋マーケット」で撮影させていただきました)

革の新たな可能性を求めて立ち上げたレザーブランド「te saho( テサホー)」を展示。江戸、明治と皮革産業が発展してきた「革の郷」台東区浅草を拠点に創業80年を超える株式会社久保柳商店。日本各地の職人の「手技」を纏うレザープロダクトにご注目を。



【イベント情報】「ひょうご皮革総合フェア&たつの市皮革まつり」

兵庫県・兵庫県皮革産業協同組合連合会・たつの市・たつの市皮革産業総合推進協議会主催「ひょうご皮革総合フェア&たつの市皮革まつり」が11月19日(土)~20日(日)、たつの市総合文化会館赤とんぼ文化ホール、たつの市青少年館及び屋外特設会場で行われます。


地域に密着した歴史と伝統を誇る地場産業「皮革産業」が、地域住民とのふれあいを通して、全国一の生産高を誇る天然皮革産地のPRを行い、産地の活性化をめざし高付加価値製品の開発を推進。さらに需要開拓を行うことを目的に開催されます。
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たつのを拠点とするタンナー、皮革関連の事業者の皆さまが出展し、ファクトリー直送のレザーや、つくり手、クリエイターの皆さまが手がけた革製品が展示販売。会場では革のつくり手たちが自信作を競う恒例のコンテスト「ひょうごニューレザーコンテスト」の入賞作品のお披露目や国内最大の革製品コンテスト「ジャパンレザーアワード」の過去受賞作品を展示。皮革のデザイン作品展示(姫路皮革製品推進協議会、NPO法人TATSUNO LEATER、神戸医療福祉専門学校、上田安子服飾専門学校、エスペランサ靴学院ほか)も必見です!


当ブログ連載でお馴染みの村木るいさんによる「本日は革日和♪」恒例のバスツアーも。10月最終週の投稿をご覧ください。


カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

11月03日は「いいレザーの日」。今年は暖かな日が続きますが、いよいよ本格的なレザーの季節の到来です。皮革産地をはじめ、各地でレザー関連イベントが続々開催中。レポートを含め、お伝えいたします。参考にしていただけますように。


【コンテスト情報】「ジャパンレザーアワード」

今年で16年目を迎えた国内最大の革製品コンテスト「ジャパンレザーアワード」。公式サイトでは選定作品に続き、受賞作品が発表されました。受賞作品は選定作品から特に優れた10作品が選出。
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さらにこの受賞作品からグランプリが選出されます。11月03日、「いいレザーの日」に「ジャパンレザーアワード」公式サイトで発表されます。


「ジャパンレザーアワード2023選定作品」は、全応募作品214点から審査員による厳正な審査を経て選ばれた優れた作品です。

一般社団法人日本皮革産業連合会(JLIA)では、毎年、「ジャパンレザーアワード」を開催することにより、国産のなめし革等を使用した作品を全国から募集し、審査により優れた作品を選出することで、新たな"発想・表現"のできる人材の発掘と育成に取り組んでいます。

9月30日(土)に「審査会」を開催。 2017年度より同アワード審査員長を務める長濱雅彦(東京藝術大学美術学部教授)さんをはじめ、デザイン界、ファッション界の第一線で活躍する審査員により、厳正に審査されました。


【レポート】「台東ファッションZAKKA祭2023」

新しいファッションザッカのイベント「台東ファッションZAKKA祭2023」が10月19日(木)~22日(日)、上野公園で開催。東京都主催「上野恩賜公園開園150周年総合文化祭」に合わせ、イベント内にブース出展しました。
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ものづくりの街・台東区周辺のメーカーと一緒に、この地ならではの"ものづくり"を発信!≪発見!体験!ショッピング!≫をコンセプトに、パネル展示やワークショップなど幅広いユーザーが楽しめるコンテンツを展開。
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天候に恵まれ、広い会場には来場客が絶え間なく訪れ、海外からの観光客も多く見かけました。
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出店メーカーはカジュアルシューズのオーダーメイド、職人の手仕事が生かされたバッグ、財布、革小物、ベルトなどをお披露目。
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上質なつくり、丁寧な説明が海外のユーザーにも好評でお買い上げが相次ぎました。

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今回は一般社団法人日本皮革産業連合会(JLIA)の新プロジェクト、皮革・革製品のサステナビリティを発信していくThinking Leather Action(TLA)事業とのコラボ企画が実現。
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ポスターが掲出され、リーフレットを配布。国内外の幅広いユーザーに、ジャパンレザーのサステナビリティをアピールする貴重な機会となりました。



【レポート】「浅草エーラウンド」

革の街・靴の街 浅草のビッグイベント「浅草エーラウンド」が10月20日(金)~22日(日)に開催されました。
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ツーリストインフォメーション「SNAP」で、エーラウンド実行委員会 実行委員長 富田常一さんがプレス対応なさっていました。このスペースでは革製品展示、ワークショップなどのほか、大阪へ移転した「エスペランサ靴学院」のブースも登場。
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靴づくりだけでなく、シューズビジネスを学ぶカリキュラムが好評。大阪へ引っ越して通う方もいらっしゃるそうですよ。

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ツーリストインフォメーション「SNAP」のすぐ近く、富田興業では「奥浅草レザーパーク」を開催。3フロアで物販(あの老舗レザーブランドも特別出品)、ワークショップ体験、大阪の人気ショップ「レザークラフトフェニックス」ブース、人気イベント「本日は革日和♪」のセミナーなど盛りだくさんでした。
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皮革業界のリーディングカンパニー、富田興業のショールームが会場となっていて、同社のサステナブルレザー「LEZZA BOTANICA(レッザボタニカ®)」をはじめ、取り扱いレザーの一部を展示。
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このほか、「HIS-FACTORY」「Bottega TraModa」「レザークラフトフェニックス」「Lized」(塗料販売&体験会)などが出展しました。

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そしてこちらでも、一般社団法人日本皮革産業連合会(JLIA)の新プロジェクト、皮革・革製品のサステナビリティを発信していくThinking Leather Action(TLA)事業とのコラボ企画が実現。ポスター掲出とリーフレットを配布。皮革・革製品のサステナビリティについて理解を深めていただくきっかけとなりました。



【レポート】「JFW JAPAN CREATION」

日本最大のマテリアル総合見本市「JFW JAPAN CREATION 2024 #ジャパンクリエーション2024」(10月31日(火)~11月1日(水)/東京国際フォーラム ホールE)がスタート。
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国内の皮革三大産地である姫路、和歌山、東京からブース出展しています。
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東京はファッション雑貨のものづくりが盛んです。
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「東京都(東京皮革製品展示会実行委員会)」のブースではさまざまな革製品を紹介。
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なかでも野村製作所の新ブランド「CROCCO」が打ち出すトレンドカラー ブルーが好評です。

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東京製革産地協議会 ピッグスキンコーナーでは、各社の自信作はもちろん、「純・東京の革」24‐25AWコレクションのお披露目、東京都皮革技術センター、文化服装学院コラボ作品のブースにご注目を。
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恒例企画「PIGGY'S SPECIAL -PIGSKIN FASHION SHOW-」は11月1日(水) 11時~、14時~、17時~の3回開催。
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東京製革産地協議会 ピッグスキンコーナーではコラボコレクションの展示もありますので、お出かけの際はぜひお立ち寄りください。



【イベント情報】「O-ROUND」

11月4日(土)~ 5日(日)、「浅草エーラウンド」と連携する新イベント、「O-ROUND(オーラウンド)」が大阪で始動します。
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「O-ROUND」は、大阪市浪速区・西成区を舞台とした「靴」と「革」のイベント(祭典)。エリアの中の5つの拠点を巡って、さまざまな角度からこの街の地場産業である「靴」と「革」を味わい尽くすことができます。買い物、ものづくり体験、セミナー、歴史に触れる、靴づくりの現場見学などなど、幅広い世代のみんなが楽しめる、「地域丸ごとイベント」の開幕です。



【イベント情報】「技能祭」

東京都立城東職業能力開発センターおよび同じく台東分校が合同開催する「技能祭」が、11月3日(金・祝) 10:00~15:00に行われます。昨年度、お邪魔して撮影させていただきました。
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会場は東京都足立区綾瀬にある都立職業能力開発センター。最寄り駅は、東京メトロ千代田線の綾瀬駅です。地域との交流を深め、ものづくり体験などを通じて技術や技能の魅力を広く伝えるイベントになるそうです。意欲的な作品が展示発表されますので、お楽しみに。



【イベント情報】そうか革職人会「革市」

皮革産地としてお馴染みの埼玉県草加市のものづくり集団、そうか革職人会によるイベント「革市」が獨協大学の雄飛祭に出展。
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11月4日(土)~5日(日)、レザークラフト体験や革製品販売会を行います。お見逃しなく。


カテゴリー: ジャパンレザー トピック&イベント まとめ

10月17日(火)、東京都心で2023年で138日目の「夏日」を観測。東京都心の夏日の過去最多記録は140日。記録更新の可能性がありそうですね。先日、「靴磨き選手権」東京予選にお邪魔してきました。今年は記録的な暑さでしたが、東京予選の会場も熱気にあふれ、まるでサウナのような状況。予選参加者の奮闘とともに会場全体が盛り上がりました。レポートをまとめましたのでご覧ください。
このほか、今回もイベント、メディア情報ほか、さまざまなトピックをまとめました。参考にしていただけますように。


【レポート】「靴磨き選手権大会2023」予選

一般社団法人日本皮革製品メンテナンス協会主催による靴磨きの技術を競うイベント、「靴磨き選手権大会2023」の予選が東京と大阪で行われ、東京予選にお邪魔してきました。


「靴磨き文化の発信と発展」を合言葉に2018年に第一回が開催された同大会が、3年ぶりに復活。1st Round 2回とFinal Roundの合計3大会が実施されます。

今年度は、一般社団法人日本皮革産業連合会(JLIA)の新プロジェクト、皮革・革製品のサステナビリティを発信していくThinking Leather Action(TLA)事業とのコラボ企画が実現。各会場を一番盛り上げた参加者に、「実は、革ってサステナブル賞」を贈呈。靴に使われる革は食肉の副産物であることから、お肉のカタログギフトを賞品としてご用意しました。
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さらには、「靴磨き選手権大会2023」選手名鑑にTLA広告を掲載し、各会場で、TLAポスターが掲出され、リーフレットを配布。
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革靴が好きなユーザー、靴磨きをして長くいいものを愛するユーザーに向け、TLA事業、そしてジャパンレザーの魅力を発信します。
★写真は大阪予選のようすです。
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審査は、テクニカルポイント(靴磨きの基本的な技術)とプレゼンテーションポイント(靴磨きを通じた表現力)の2つに分けて、実施。
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テクニカルポイントに関しては約7項目を過去の大会優勝者やレザーに造詣の深い方が大会を通じて審査されました。プレゼンテーションポイントは靴磨きを通じた魅力を約4項目に分け、審査が実施されました。
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大阪予選は、9月9日(土)、大阪・梅田 阪急うめだ本店 阪急うめだホールで開催。大会プロデューサー 田代径大さんがMCとして登壇。解説として服飾ジャーナリスト 飯野高広さんが登壇し会場を盛り上げます。ファイナルラウンド進出者6名が決定しました。
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エントリーNo.6 小川 恭生さん

エントリーNo.10 𠮷冨 純弘さん

エントリーNo.18 柏 正信さん

エントリーNo.33 山岸 賢治さん

エントリーNo.36 西岡 ぺこさん

エントリーNo.37 安部 春輝さん
(以上、エントリーナンバー順)

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「実は、革ってサステナブル賞」は、阪急メンズ メンズファッションバイヤー 芝崎優輔氏が選定した、株式会社革靴をはいた猫 藤井琢裕さんが受賞しました。おめでとうございます!

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東京予選は、10月7日(土)、東京・有楽町 阪急メンズ東京前コンコースで開催。同じく大会プロデューサー 田代径大さんがMCとして登壇。解説として服飾ジャーナリスト 飯野高広さんが登壇し会場を盛り上げます。ファイナルラウンド進出者6名が決定しました。
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エントリーNo.5 大平 雄太さん
@shoeshine.ohira

エントリーNo.12 新庄 海地さん
@fans_shinbashi

エントリーNo.24 熊田 圭一郎さん
@shoeshiner.bear

エントリーNo.29 木嶋 友和さん
@kutsubigaku

エントリーNo.31 折茂 佳名人さん
@kanato_orimo

エントリーNo.55 新井田 隆さん
@niitaman_brift_h
(以上、エントリーナンバー順)

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「実は、革ってサステナブル賞」は、服飾ジャーナリスト 飯野高広さんが選定した、GMTFACTORY 冨樫輝好さんが受賞しました。おめでとうございます!
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会場でコメントをいただきました。
「革製品をもっと気軽に使っていただきたいです。ヴィ―ガンレザー(と呼ばれるレザー調マテリアル)など、いろいろな素材が出てきていますが、迷わずリアルレザーを選んでほしいですし、(アイテム選びやお手入れなどで)困ったときにはわれわれに聞いてほしい」(冨樫さん)。
熱いメッセージ、ありがとうございます。ユーザーの皆さまに、上質な日本製革製品をお求めいただき、お手入れをしながら、長く愛着していただきたいですね。

そして、本選は、11月18日(土) 13:00~17:30、銀座三越 9F テラスホールにて開催されます。どうぞ、お楽しみに。

また、10月19日(木)~22日(日)、上野公園噴水広場で行われる、発見!体験!ショッピング!「台東ファッションZAKKA祭2023」、および、10月20日(金)~22日(日)、浅草広域エリアで行われる人気イベント「浅草エーラウンド」でも、TLAポスターが掲出され、リーフレットを配布予定です。くわしくは、下記の内容をご覧ください。


【イベント情報】「台東ファッションZAKKA祭2023」

2023年、上野公園でデビューする新しいファッションザッカのイベント「台東ファッションZAKKA祭2023」が10月19日(木)~22日(日)、上野公園で開催されます。
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「台東ファッションザッカ祭」は、ものづくりの街・台東区周辺のメーカーと一緒に、この地ならではの"ものづくり"を発信する、新しいスタイルのファッションザッカのイベントです。

≪発見!体験!ショッピング!≫をコンセプトに、パネル展示やワークショップ、「したまち小粋マーケット」、「したまち小粋ファクトリーツアー」など、幅広いユーザーが楽しめるコンテンツを展開。「お祭りのように、わいわい賑わってもらいながら、もっとファッションザッカを知って・触れてもらいたい」、そんな想いが込められています。

今回のイベント初年度、2023年は、上野公園が150周年を迎えるメモリアルイヤー。東京都主催「上野恩賜公園開園150周年総合文化祭」に合わせ、イベント内にブース出店。キッチンカーやステージショーなど公園全体でイベントを行うそうですので、こちらもお見逃しなく。




【イベント情報】「浅草エーラウンド」

革の街・靴の街 浅草のビッグイベント「浅草エーラウンド」が10月20日(金)~22日(日)の3日間、浅草周辺で行われます。2013年から始まった浅草エーラウンド。今年で10周年を迎えます。まち歩きツアー、ワークショップなどコンテンツがいっぱい。


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当ブログ連載でお馴染みの村木るいさんが主催する「本日は革日和♪」も出展。


「ある精肉店のはなし」という映画を、革のイベントで上映会をします。
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肉屋さんを扱ったドキュメンタリー映画で、配信もDVD化もしていない上映会のみで見られる映画です。「革は食肉産業の副産物」であること、「食肉の副産物である皮」を有効活用することがよく理解できる内容です。


東京都立城東職業能力開発センター 台東分校と東京都立皮革技術センター 台東支所の施設公開、創業支援施設、浅草ものづくり工房の施設公開も。

令和5年度 東京都立皮革技術センター 台東支所の施設公開は10月20日(金)に行われます。試験室、かわとはきものギャラリー及び東京都立城東職業能力開発センター 台東分校 製くつ科が一般に公開される貴重な機会です。同日にはセミナー「婦人靴のヒール取付強さについて」も行われます。

全国の革製はきもの製造事業所の約3割が東京都に集中し、さらにその約4割が台東区に所在しています。こうした立地条件に鑑み、東京都では地場産業の振興のため、靴に関する総合的サービス施設として、試験研究機関(台東支所)と職業訓練機関(台東分校)の二組織を同一施設に設置して連携することにより、各々の事業に相乗効果を発揮しています。




【ライブ配信情報】「ジャパンレザーVOICE」

インターネットラジオ×YouTubeハイブリッド型動画コンテンツ配信「ジャパンレザーVOICE」(#レザボイ)第16回が、10月18日16:00からアズーリFM公式サイトよりライブ配信(生放送)されます。
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「キーパーソンインタビュー」
皮革業界の第一線でご活躍のキーパーソンや新進気鋭のクリエイターにご依頼しています。今回のゲストは、バッグ業界、革小物づくりの概念を更新するような新しい取り組みを次々と発表し、話題のものづくり集団、waji代表 菅野裕樹さんが登場!
「ジャパンレザー最新トピック紹介」
ジャパンレザーに関するさまざまなトピックを厳選してご紹介します。秋はレザーの季節。11月03日は「いいレザーの日」ということもあり、皮革産地をはじめ、各地でレザー関連イベントが行われます。それらを一気にお知らせしてまいります。

後日、放送後記&見逃し配信動画の公開もありますので、どうぞお楽しみに。



【イベント情報】「姫路城皮革フェスティバル」

11月2日(木)~6日(月)、姫路皮革製品推進協議会主催イベント「姫路城皮革フェスティバル」が大手前公園で行われます。


姫路を拠点とするタンナー、皮革関連の事業者の皆さまが出展して、つくり手、クリエイターの皆さまが手がけた革製品をはじめ、ファクトリー直送のレザー、皮革産地ならではの高品質のジャパンレザーが展示販売。「全国陶器市」と「姫路菓子まつり」も同時開催されます。
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昨年開催分について、出展社 株式会社山陽の公式サイトでレポートを公開なさっていますので、ご覧ください。



【コンテスト情報】「ジャパンレザーアワード2023」

今年で16年目を迎えた国内最大の革製品コンテスト「ジャパンレザーアワード2023」公式サイトで選定作品が発表されました。

「ジャパンレザーアワード2023選定作品」は、全応募作品214点から審査員による厳正な審査を経て選ばれた優れた作品です。

一般社団法人日本皮革産業連合会(JLIA)では、毎年、「ジャパンレザーアワード」を開催することにより、国産のなめし革等を使用した作品を全国から募集し、審査により優れた作品を選出することで、新たな"発想・表現"のできる人材の発掘と育成に取り組んでいます。

革の魅力を存分にお伝えするため、3つのフロアでイベントを開催。初日は審査会を実施。 2017年度より同アワード審査員長を務める長濱雅彦(東京藝術大学美術学部教授)さんをはじめ、デザイン界、ファッション界の第一線で活躍する審査員により、厳正に審査されました。

受賞作品は、選定作品の中から特に優れた10作品が選出されます。10月26日(木)に発表予定です。また、選定作品に選ばれた応募者には、12月上旬頃に功績を称える記念品が届けられる予定です。どうぞお楽しみに。


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プロフィール

鈴木清之

鈴木清之(SUZUKI, Kiyoyuki)
オンラインライター

東京・下町エリアに生まれ、靴・バッグのファクトリーに囲まれて育つ。文化服装学院ファッション情報科卒業。文化出版局で編集スタッフとして活動後、PR業務開始。日本国内のファクトリーブランドを中心にコミュニケーションを担当。現在、雑誌『装苑』のファッションポータルサイトにおいて、ファッション・インテリア・雑貨などライフスタイル全般をテーマとしたブログを毎日更新中。このほか、発起人となり立ち上げた「デコクロ(デコレーション ユニクロ)部」は、SNSのコミュニティが1,000名を突破。また、書籍『東京おつかいもの手帖』、『フィガロジャポン』“おもたせ”企画への参加など、“おつかいもの愛好家”・”パーソナルギフトプランナー”としても活動中。

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